さよならDR2800-3000(1)
台湾鉄路で活躍していた日本製の自強号用ディーゼル車DR2800(東急車両),DR2900(日立),DR3000(日立)が3月下旬に引退したという。
最近はコロナ禍となりご無沙汰の台湾であるが以前はよくお世話になった車両たちだ。
いずれもステンレス車体であるが個人的には国鉄優等車両のように裾を絞った断面のDR2800よりキハ20系のような顔立ちのDR2900,DR3000のほうが好きだった。
2006年に脳梗塞で倒れたのち、リハビリを経た後の最初の訪台で2007年5月の連休に訪れた花蓮への足はDR3100自強1057次(45DR3115)だった。
車内販売の駅弁を食べながら日没後の夜の海岸線を爆走する響きは昔乗った予讃線の夜行DC急行「うわじま1号」を思い出したし、福隆站の「べんと~」の声を懐かしく感じ自分自身が回復できたことも含めて印象に残る旅だった。
この旅で初めて訪れた太麻里海岸への足は自強1071次(40DR3074)で撮った最初の列車はDR2900/3000の自強2059次だった。
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