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2008年8月24日 (日)

「2008南投火車好多節」撮影後日談(緑色隧道)

「Photo Gallery」の最後は「緑色隧道」を行く、8月12日の3852次です。

これも俯瞰と共になかなか撮れなかった写真です。

緑色隧道は、集集線というよりは南投縣集集鎮を代表する観光名所の一つです。
従って、鐵路迷、撮影迷が最も多く集まるところで、人垣をどう処理するかが悩みになりどうしてもアングルが制限されていまいます。
このため、毎回同じような写真を撮ることになってしまい、撮影後に少し自己嫌悪に陥っていたのも事実です。
しかし、鬱蒼たる隧道の中を行く雰囲気をなんとか写したいとも思っていました。

最後の撮影になった、8月12日の3851/3852次では、3851次の俯瞰撮影後に山から降りて租車で追いかけて、まずは平凡に緑色隧道で撮影しました。その後は、あてもなく、なんとなく車を走らせると直ぐに3851次に追いついてしまいました。
暫く、列車の後を眺めるように走っているとカーブと並木の組み合わせが綺麗です。
こんな感じで広角で撮りたいなあという気持ちがやはり湧いてきます。

帰りの3852次は、ダメでも良いから挑戦しよう。という気になって、追いかけを水里で中断して広角で撮り易そうな場所を探すために集集~龍泉~濁水の緑色隧道をロケハンし直しました。
結局、濁水方面からの省道から旧道へ入って間もないいつもは最も撮影迷が多い辺りが撮影に適していると判断して待つことにしました。

最も、撮影迷が多いと思われる場所ですし、汽車や機車で追いかける鐵路迷も多い場所ですから殆ど可能性はゼロに近い無謀な中で、線路と反対側の道端で並木を入れて広角ズームを11mmにして待つこと暫し。
なぜか、私以外に全く誰も来ないのです。

汽笛が鳴り、火車が近づいてくるのが判ります。多分、同時に追いかけが来るだろうと覚悟して待ちますが機車も汽車もきません。
不思議な気持ちになりながら更に待ちます。
そして、ファインダーにDHL109が入り遮二無二シャッターを押し続けました。
とうとう、追いかけ汽車などは来ませんでした。奇跡に思えました。
満足していると、彰化機務段の邱さんが近づいてきました。
よく見ると、100mほど先に機車を置いているのが見えます。
広角で撮っていたので全く問題ない距離だったのですが気遣ってくたようです。

このあと、最終撮影に決めていた、濁水~源泉間の田園地帯で撮影したのは既報のとおりで、珍しく満足な気分で撮影を終了することができました。

 こんなに車が無い写真が撮れるとは・・・!(大幅にトリミングしています)
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