2ヶ月ぶりの真岡(4) 消えた風景
6001レを撮って、6002レまでの2時間少々の間はロケハンに費やした。
もっとも、撮影ポイントは茂木近くに見つけており、ロケハンで離れた間に場所取り去れないかと冷や冷やであったが。
さて、最初でも書いたように今回は、いくつかのお気に入り場所が破壊されたことを知る悲しい撮影行にもなった。
一つ目は久下田だったのだが、これは序の口で最も悲しかったのが伊許山麓の里山の伐採だった。
春の梅、山桜、新緑、初夏の菖蒲、ヒメジオン、夏のヒマワリ、秋の紅葉など、豊かな自然の彩りと棚田を組み合わせて色々なアングルで写真が撮れた所だ。
しかし、その大事な景観である多田羅側の線路沿い雑木林がバッサリと切られてしまった。
6001レの追いかけ時に、撮る気にならなかったのはこのためか。
数年前に市塙・笹原田の里山がやはり伐採され、このときは小俯瞰に重宝したが今回はショックだった。
まもなく山桜そして新緑が楽しめるところだったのに。
ここは、また、徹夜走りをした後、6002レがの撮影までの間、木陰で昼寝をしたりしてリラックスできる良い場所でもあったのだが、いつかまた元気に車で来た時は何処で仮眠しようか。
2006年9月17日 昨秋の最後の伊許山麓撮影にて 市塙・多田羅 6002レ
そして、(「真岡鐵道のC12」の表紙)で紹介した七井の鉄橋沿いの梅も国道バイパス工事で消えてしまった。
まだまだ撮影ポイントは多数あるのだが、やはり場所探しの苦労なく様々なアングルが楽しめる場所が無くなるのはとても残念だ。
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